君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
1週間後、郁人と菜々美の婚約式だ。
婚約式なんてTVだけの話だと思ったけど、
やる人間がいるとは、、、しかも身近に
いわゆる立食パ-ティだ、
「この間は、お騒がせしました。」
「永澤さん、体調は大丈夫。」
「はい、会社は今日付けで辞めてしばらく実家で過して、
子どもが生まれたらアメリカに行く予定です。」
「そう、元気でね。」
「菜々美には悪いことしちゃった。」
「まあ、幸せそうだからいいんじゃない。」
「綾波部長、あなたはいいんですか?」
「まあ、とっくに振られてるし。
今回の事で気がついたことがあって、
俺は、郁人を好きな菜々美が好きなんだって事。
こんなこと君にいうことじゃないよね。」
「マゾですね。」
「ある意味そうかもなあ。」
永澤は笑顔を残して去った。
こんな風に自分の気持ちを吐露するのは初めてだ。
多分あの時、近い想いを感じていたからだろう。
あきらめにも似た、二人の幸せを祈る気持ちだ。
婚約式なんてTVだけの話だと思ったけど、
やる人間がいるとは、、、しかも身近に
いわゆる立食パ-ティだ、
「この間は、お騒がせしました。」
「永澤さん、体調は大丈夫。」
「はい、会社は今日付けで辞めてしばらく実家で過して、
子どもが生まれたらアメリカに行く予定です。」
「そう、元気でね。」
「菜々美には悪いことしちゃった。」
「まあ、幸せそうだからいいんじゃない。」
「綾波部長、あなたはいいんですか?」
「まあ、とっくに振られてるし。
今回の事で気がついたことがあって、
俺は、郁人を好きな菜々美が好きなんだって事。
こんなこと君にいうことじゃないよね。」
「マゾですね。」
「ある意味そうかもなあ。」
永澤は笑顔を残して去った。
こんな風に自分の気持ちを吐露するのは初めてだ。
多分あの時、近い想いを感じていたからだろう。
あきらめにも似た、二人の幸せを祈る気持ちだ。