君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
俺はその足で、

桜木町へ向かった。

京浜東北線に乗り込みずっと流れる景色を眺めた。

万里が最後に残した言葉、


「あたしを見つけて。」


居場所は簡単だった。母親に聞けばすぐ住所は分かった。


ただ携番とか聞けなかったので、


住所の近くをうろついて探そうと思っていた。


駅を降りると人の流れとはんたいに歩き出す。



< 89 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop