君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
横浜の街を二人で歩いた。


中華街

元町

山下公園



万里はすっかり地元っ子のように案内してくれた。


制服を身にまとって、軽々とした足取りで


俺の手を引きながら歩く。



公園のベンチに座って、


海を見ながら話し始めた。


「俺、明日からアメリカへ行くよ。」


「アメリカ~?何処?」


「あっちこっち、色々見たりしたりしてくる。

 そのあと、他の国も行ってみるよ。

 人生修業してくるつもり。」









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