君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
「先生、キスして。」


「春日って呼んで、なんかイケナイ関係みたいに聞こえる。


万里の頬にキスをして耳元で囁いた。


「春日、、」


「万里。」


万里の唇にそっとキスをした。


万里は俺の首に腕を回し


もっと深くとねだっているような気がした。


何度も角度を変えて


食いつくようにキスした。



「んっはぁ、、、」



唇を離した時、


上気した顔と潤んだ瞳


そのままするんと俺の腕の中から


滑り落ちた。


足元にしゃがみ込む万里。



「万里?」



「あ~、駄目だあ。

 大人の振りしてたのに

 キスでもこんなに恥ずかしい

 恥ずかしくて

 死んじゃいそう。

 先生ごめん、あたしって子供で

 嫌じゃない嫌じゃないのに。」


「万里、大丈夫だから

少しづつ大人になって。


無理しなくていいんだ。」







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