君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
「あ、やばい、携電とメルアド聞いてない。」
俺は改札で忘れものしたと告げ慌てて戻る。
万里を探しながら、歩くと。
さっき万里が立っていた辺りに人垣ができていた。
「万里!!」
万里が声をあげながらしゃがみ込んで泣いていた。
ぐしゃぐしゃな顔して顔をあげて
「なんで?」
とつぶやいた。
「なにやってんだよ。」
万里の腕を引っ張り上げ
そのまま抱えるように近くのコ-ヒ-ショップへ連れて行った。