君の瞳に魅せられて ***春日の恋***
「春日!!」

俺の姿をみつけて駆け寄ってきたのは

万里

「ただいま。」

「おかえり。」


約束通り連絡取り合っていた俺たち


万里は何かにつけて会いに来ていて


会うのは3カ月ぶりぐらいだろうか。


万里は大学生になっていて、車で迎えに来てくれている。


小さかった万里は、すっかり綺麗になって


あの頃の面影はほとんどない。


ただ、初めて会った時の印象の強いリスのような 


黒目がちな大きな瞳はそのままで、


いつも、心を捕らえられてしまう。




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