冷血姫と空から降ってきた王子様




「気にすんな。

 一緒に旅する仲間なんだし

 ちょろっとは

 相手のこと

 知っときたくて

 あたりまえだ。

 
 でも 俺には

 親との記憶とか

 どうして名も知らない国に

 一人ぼっちだったのかも

 わからない。

 お前のように置手紙さえなかった。

 なんか しんみりさせちゃって

 ごめんなっ。」




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