冷血姫と空から降ってきた王子様



「お前との記憶も全部

 俺との記憶とすり替えたんや。」



・・・それって・・・。



「エスポワール。

 お前はこの王城とともに

 崩れ落ちる運命。

 でも 俺は・・・

 アムールと式を挙げ

 幸せに暮らすんや。

 めでたし めでたし。やろ?」



「お前は・・・

 アムールに

 愛されていないじゃないか。」




「はぁ?アムールは

 俺だけのことを思ってる。」



「・・・それは違う。


 アムール!君なら思い出せる!

 あの日。俺が空から降ってきた

 あの日を思い出して!」





< 379 / 475 >

この作品をシェア

pagetop