冷血姫と空から降ってきた王子様




「そう。思い出して。

 俺と出会ったあの日を。


 その日からの

 長かった旅を。


 行き先も何も決まってなかったのに

 君は必死についてきてくれたよね?


 人もいない中

 寒く 冷たい国を

 アムールの国を

 歩き回って・・・

 それで・・・

 町を見つけたじゃないか。」


『・・・。

 エスポワール・・・。』





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