冷血姫と空から降ってきた王子様




「なんだか・・・。

 もぉ・・・

 何がなんだか

 わかんなくなっちゃってる。

 気分が・・・悪い・・・。」


「もう 大丈夫だから。

 もうちょっとだから。

 ちょっと我慢してろ。」


「・・・ありがと。」



俺がまた1つ崩れた壁を

どかしたとき

血のにおいがした。






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