冷血姫と空から降ってきた王子様



やっと 顔が見えたときの

アムールは・・・

血まみれだった。



「アムール・・・大丈夫か?」


「エスポワールがいるから

 大丈夫・・・なんでしょ?」


「そぉだった。」


アムールは 少しだけ笑った。


「トネールは・・・?」


「トネールは・・・・・・。」


「死んだの・・・?」


「・・・。」


「黙らないで。」


「今は人の心配より自分の心配が先だろ。」


俺は そうごまかした。





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