黒白彼氏




「羅螺…っ」



遣ちゃんは私のほっぺに手を当てた。



「…ごめんな…羅螺…辛かったよな…
でも……ははっ…俺本当…かっこわりいよな…」



私は泣きながら首を左右に振る。



「…俺…最後にお前といれてよかったわ…。
…羅螺…愛してる…ずっと…。」



遣ちゃんの手は段々と下に降りて行った。



そしてゆっくり目を閉じた。



「…遣ちゃん…?…遣ちゃん、遣ちゃんっ!!」



救急車が着いたころにはもう遣ちゃんの意識はなかったー…



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