黒白彼氏

「…そうか…本当にごめんな…。」



俺はこれしか言えなかった。



でも他にも羅螺に聞きたいことは沢山あった。



でもなぜか聞いちゃいけない気がした。



過去にトラウマになるようなことがあったんだと思った。



羅螺を思うとやっぱり聞けなくなった。



羅螺も話したくないことだってあるし、きっと話してくれないと思った。



羅螺が話してくれるまで待とうと思う。