黒白彼氏

私とすれ違うときは目すら合わせてこなかった。



…………勝ったっ！！



「…羅螺ちゃん、ありがとう。」



嘉奈ちゃんは笑顔で私にそう言った。



……可愛いすぎるでしょ！！



私の周りは美男美女ばっかじゃん。



…逆に私だけ浮いてるよ～……



「お～、みんな決まったようだな。
じゃあ次はオリエンテーションの実行委員決めるから。」



そう言ったのは担任だ。



「え～～～～っ！！」



「なにそれ、絶対ならないよ～…」