黒白彼氏
「は?」
…うっ…つい…こんな反応に…
声がきこえた方を振り向くと女のひとが指をさしていた。
「見かけによらず、怖いんだね。
若月羅螺ってあんた?あんたはC組だよ。」
指を指す方をみると『若月羅螺』と書いてあった。
「私と同じだね。私の名前は横峰麗奈【ヨコミネ レイナ】。
麗奈ってよんでね、よろしく。」
背が高く、茶色い長い髪で、鼻が高い、とても綺麗な人だ。
「あ、えっと…私は羅螺でいいですから。
…よ、よろしくおねがいしますっ!」
私は深深とお辞儀をした。
「ぷっ…あんた…羅螺、おもしろいね。」
麗奈は笑った。
笑った顔も誰もが綺麗と思う。
「じゃあ、羅螺、教室いこっか。」