黒白彼氏



「姉ちゃん、ただいま~。」



「おっ、おかえりっ、そこにいるもん買っといたから。
…ねえ、さっきの電話、本気っ?」



姉ちゃんがソファに座って話し出した。



机には沢山の食材。



「…本気だよ。」



「…そっか…じゃあ、文句はないよ。…もう大丈夫なの…?」



姉ちゃんは心配そうに言う。



なんのことかはすぐに分かった。



「…大丈夫、中学の頃の私とは違うの。」



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