黒白彼氏




わたしは変わったから。



「…なんか姉ちゃんや隼人をみてるとさ、力もらったみたいな。」



「ぷっ、何それ、意味分かんないから。
…よーし、じゃあ、早くしちゃうよ!!」



姉ちゃんは腕をまくった。



私は椅子にすわり、姉ちゃんの準備を待つ。



ジョキッ…ジョキッ…



姉ちゃんが私の髪を切り始める。



さよなら、私の髪の毛…。



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