黒白彼氏



「羅螺っ!あんた今日から1人暮らしなんだから!
しっかりしなっ!
ほら、早くいくよっ!」



そういって姉ちゃんは背中をポンッっとたたいた。
今日は姉ちゃんに私が住む、マンションまで送ってもらう。



私は姉ちゃんの車に乗り込んだ。



私が乗ると、姉ちゃんは車を走らせた。



「あんたさ、もう少しちゃんとしなよ。」



「…えっ?」



いきなり姉ちゃんが話し出した。



「なんか中学んころと変わったわ。」



「そりゃあ、変わるってきめたもん。」



「ま、いいんじゃない?
でも、もう少し可愛くしたらっ?」



…うっ…。
そりゃあ私だって可愛くなりたいさ。



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