黒白彼氏
「…別に…大丈夫だけど…」
…怒ったかな……そんなつもりなかったんだけど…。
男の人に触れられるのが怖い、ただ、それだけなのに…。
「…じゃあ、私帰ります…キャッ」
立とうとしたが足に力がはいらず、ふらついてしまった。
「……!おっと…マジで大丈夫か?」
彼は私を支えてくれた。
ビクッ…
…怖くて何も動けなくなった。
「…俺が送ってってやるから…道どっち?」
そう言って彼は私を無理やりおぶった。