黒白彼氏



「…別に…大丈夫だけど…」



…怒ったかな……そんなつもりなかったんだけど…。



男の人に触れられるのが怖い、ただ、それだけなのに…。



「…じゃあ、私帰ります…キャッ」



立とうとしたが足に力がはいらず、ふらついてしまった。



「……!おっと…マジで大丈夫か?」



彼は私を支えてくれた。



ビクッ…



…怖くて何も動けなくなった。



「…俺が送ってってやるから…道どっち?」



そう言って彼は私を無理やりおぶった。



< 39 / 171 >

この作品をシェア

pagetop