黒白彼氏
振り向くとあいつがいた。
「…あ…大丈夫…です…。」
怖かった。
全然大丈夫じゃない。
遣ちゃんが遠い存在にかんじた。
あいつははきっと泣いていることが気になっただろう。
…あいつか……あいつ……内田美咲……えっ!?
「ええええぇーーーーーーーっ!?」
「んだよ、いきなり大声だすんじゃねーよ。」
「ななな、なんで私の部屋にいるのっ!?
どうやって入ったのっ!?」
「お前のポッケにカギ入ってたからそれで開けた。」
「じゃあなんで、私の部屋しってんのっ!?」
「カギにかいてあるだろーが。」