黒白彼氏



「なんであんたがここにいんのよーっ!」



大声で叫ぶと彼は目を覚ました。



「…ん?…なんだよ朝っぱらから…」



「なんで…あんたがここにいんだー…いるんですかっ!?」



「…昨日帰ろうと思ったけど外でたら寒かった。
それに帰ったら誰がカギ閉めんだよ。」



…確かにそうだけど…



「だったら起こしてくださいよっ!」



「…お前の寝顔みてたら可愛くて帰りたくなくなった。」



…こいつ、今、恥ずかしいことをサッっといったよな。



「…何?照れてんのっ?」



「…照れてないっつーの!」



私はとりあえずあいつは無視して支度を始めた。



< 54 / 171 >

この作品をシェア

pagetop