黒白彼氏




怖くて、何も言えなくなった。



怖くて、体が動かなくなった。



怖くて、何も考えられなくなった。



「ね?名前教えてよ?」



…過去のことを思い出してしまう。



…怖くて怖くてたまらない…。



誰か……誰か……っ!



「…あれ?先輩じゃないっすか?」



聞き覚えがある声。



「お、美咲じゃ~ん♪
ねえねえ、めちゃ可愛い子発見したんだけどっ♪」
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