黒白彼氏



目の前にはいるはずのない遣ちゃんがいた。



「…なんで邪魔するの!?
死なせてよ!私は死ぬの!!!」



「おい、羅螺!落ちつけ!!」



遣ちゃんは羅螺の肩を持っておちつかせようとした。



「やめて!触らないで!私は死ぬの!!」



「羅螺!!!お前しっかりしろ!!!
お前が死んだらみんな悲しむだろーが!!」



「…誰も…誰も悲しんだりないから!!!」



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