黒白彼氏



あれから優輝からのメールも電話もでないようにした。



怖いという気持ちもあったが、遣ちゃんのお陰でだんだんと不安も消えてきた。



髪色も金からこげ茶色に戻した。



学校にもだんだん行くようになって、友達も増えた。



「羅螺~、弁当食べよ~。」



「次、移動教室だよ!!」



「羅螺、急いで~っ!!」



みんなも普通に接してくれた。



それだけで私は涙がでるくらい嬉しかった。




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