黒白彼氏
バシッ!
「羅螺、帰るぞ~。」
…何~…?せっかく寝てたのに~…
顔を上げると遣ちゃんが私の頭を軽く叩いて笑っていた。
「…もう少し、優しく起こしてくれないかな~…。」
「…優しくしたつもりなんだけど。(笑)」
そう言って遣ちゃんは私のバックを持って廊下を歩いていく。
帰るときはいつも一緒でバックを持ってくれる。
…っていっても私のバックの中、なんにも入ってないんだけどね。(笑)
「なあ、羅螺。今日何の日か知ってっか?」
「えっ?何の日だっけ?(笑)」
ちょっとわざとらしく言ってみた。