~時代を越えた交換日記~
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お昼休みになり、誰もいない図書室の椅子に先程のノートとお弁当を持って座っていた
「・・・お弁当食べながら考えよう」
そう呟くとダイエットでもしてるのであろうか?それくらい小さなお弁当箱のフタを開けて食べ始めた
たこさんウインナーを食べながら、目の前に置いたノートを見る。
・・・このノートは本当に使っても良いのだろうか?
そう。先程まで日記にしようと考えていたが、見に覚えのないノート・・・
私がここまで抱かれるノートを持ち主の許可なく無断で使ってもいいのだろうか?
そこまで考えると、真白は考えることをやめた。
「・・・ごちそうさま」
別に良いだろう。
ノートなら世の中に沢山あるし、このノートの持ち主だって私の机にいれたんだ・・・どうでもいいから入れたのだろう。
テキパキとお弁当箱を片付けると、図書室の鉛筆を持ちノートの最初のページに書き始めた。