spiral
◆第4章◆
古城での決戦
「この先だ。」
じいさんと別れて数時間
俺達はまた森の中を歩いていた
「この先に…地底の穴がある。」
風は少し顔を歪めた
きっと、暴走する前を思い出しているんだろう
「レミエル…。」
ソイツが今回の事件の犯人で
俺の両親の仇…!!
「…ちょっと待って。」
亜未の声に、俺達は足を止めた
「どうした?」
「レミエル様の気配を感じる…。ううん、念を送られてる。
…あそこだよ!!」