spiral
†Fuu’s side †
「…何ですか?」
昼休み
呼び出されたのは、生徒指導室
嘘臭い笑みを浮かべた担任に促され、俺はとりあえず目の前の椅子に座った
「話は分かっているだろう、これだ。」
机の上におかれたのは、ついこの間提出した進路希望用紙
俺はわざと首を傾げた
「これが何か?」
「真田、本当に進学するつもりか?」
教師の言う台詞とは思えない
俺は溜め息を吐いた
「進学して悪いですか?むしろ応援する所じゃねぇ?」
生徒が大学進学を希望してるんだぜ?
普通なら応援すんのが教師だろ?
「普通ならな。だが、お前には魔界があるだろう?」