チョコレートの時間

第１章

一人暮らし

私の名前は、広瀬梨乃。高校２年生。

私は、今日から一人暮らしをする

ことになった。

あんまりキレイとは、言えないけど、

そこそこいい、アパートに住むことになった。

私が家を出てく時のお父さんの泣きそうな顔

忘れられない・・・。笑





ずっと憧れてた一人暮らし―。


まさか、この一人暮らしをきっかけに

彼と出会うなんて、今は予想もしなかった。





引っ越しの片づけがだいたい終って、

私は、さっそくバイトを探しに行った。

いくら親が仕送りをくれるからって、

やっぱり働かないと、

やっていけないからね。



私が働く所は、アパートから徒歩１０分の

ファミリーレストラン。

ここには、かっこいい店員がいっぱい

いるって、友達から聞いたことある。

もしかして、恋も生まれちゃったりしてっ！！





バイトも決まり、一安心して、家に着いた。



やっぱり一人暮らしは、いいなぁ。

自分、一人しかいないから、

夜、遅くに電話しても怒られないし。

家にいっぱい友達も連れてこられる。

もちろん男の子もねっ。

もし、前の家だったら、お父さんが

どんな顔をするか・・・

想像するだけで、恐いよ・・・。