コンティニュー
グッドタイミング!

いつも通りの軽快なフットワークで階段をかけ降りる。

「母さん、ごはん」

リビングには誰もいない。
お客様用の茶碗がテーブルにのっている。

台所に人の気配を感じる。

「母さん、ごはんまだー?」

「・・・・」

聞こえてないのだろうか。
近くへ寄る。

「母さん、ご・・・・」


そこには、台所の隅で泣きじゃくる母の姿があった。

母さんが泣いている。
あの母さんが。。

俺は何も言えず、じぶんの部屋へ戻った。

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