コンティニュー
今日の授業は卓球だ。
やはり、ついてる。

体を激しく動かさないし、サボっていても目立たない。

田島から一番遠くに位置するテーブルにつく。ダイキも一緒だ。

「今日ノブ運いいな」

「そうか?たまたまだよ」

と鼻息まじりで返す。昔からダイキには感情を見せた事がない。

周りから見れば冷たい奴と思われるかも知れないが、それでも傍に寄ってくる。

そんなダイキがまぁまぁ好きだ。

終業の合図がなり、体育もやり過ごす事ができた。
その時、田島が寄ってきて、

「川島、床のモップ掛け任されてくれないか。」

「あ、はい」

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