ありがとう~結ばれることのない運命~
だから、普通に飲みに行く予定を立てていた。

加藤先生からのメール

『ごめん、17日の飲み会、豊田君との飲み会かぶってしまいました、

別の日にしますか?それとも3人で行きますか?』

豊田君とは光さんのこと。

私が学生時代大好きだった彼にとても似ている。

男2人の飲み会に参加するのはなんか申し訳ない気がするな、

きっと2人で話したいこともあるだろうし。

豊田先生と飲みたくないと言ったら嘘になるけど…。

もうどっちでもいいや。

『どちらでもいいですよ!!』

と丸投げの返信を加藤先生にした。

「栗田さん、今度一緒に飲みに行く??」

オペ室を出ようとした時に、豊田先生に話しかけられた。

「行きたいです。」

「じゃぁ、決まりね!!」

部屋を出て…

んっ、これって加藤先生との飲み会が一緒になったってことだよね、

返信来てなかったけど勝手に決めちゃった。

まっいっか!?3人で飲みますか?とも聞かれていたし。


< 10 / 65 >

この作品をシェア

pagetop