運命の恋



「あ、新田先生おはようございます」

「篠崎先生、おはようございます」

篠崎先生は俺の3個上の先生だ


同じ3年生の担任を持つことにいなっている


イケメンな先生で優しいので生徒からよくもてる


「新田先生病院に行かれたんですよね?どうでした?」

「・・・っ・・・。風邪でした」


本当のことなんて言えるわけない


俺は心の中が黒くなっていくのがわかった


篠崎先生は俺のことをただ心配してくれてるだけなのに


あの事実を知らされて受け入れられない俺の


心を荒らすのには十分な質問だった


自分が嫌な奴に思えてしょうがない

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