運命の恋


あ、顔が赤い

「先生ってさ~彼女いるの?」


急に静村はそんなことを言ってきて


俺は持っていた資料をバサバサと落していた


「・・・残念ながらいねーわ」

少し動揺しながら俺は適当に返事をする


「そーなの?先生ならすぐできそうなのに~」

そういってケラケラ笑う静村

「・・・そーでもないよ」

俺は窓の外を見ながら答える

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