EXILE馬鹿に恋をした日。




授業が終わった。



その後、ちかに寛貴のことについて聞いた。



わかったことは、EXILEが大好きだということ、EXILEの次に野球が好きだということだ。



「EXILEが好きなんだ・・・。」



「佐良はあゆが好きなんだよね。」



私が呟いたのが聞こえたんだ。



私は浜崎あゆみが大好きだ。



コンサートにも参戦済みだ。



もう、最高だった!



「ってか、情報少なくない?」




「じゃあ聞いてくればいいでしょ。」




「一緒いこ!」




「やだ」




「お願いします!」




「めんどい。」




「え〜。ってかちかは好きな人いないの?」




「うち?」



お願いを聞いてくれないから、話をそらした。


「誰?」




「絶対、言いたくない」




「な、何で!?」


どうして?


「佐良の嫌いな人だから。」


私の、
嫌いな人?


「な、何組?」




「ここ。」


え!?
4組?


「嘘っ誰?」


私は席を立って周りを見た。



「絶対言うなよ!」




「言わない!言わない!」




「有岡。」



え?


「嘘だろっ!」




「あんたに嘘言ってどうすんの。」



だよね・・・。
でも、りくはないだろ!



「り、りくのどこがいいの?」



思い切って聞いてみた。


「やっぱ、あの明るいとこかな!!」




「ふーん」




「興味無さ過ぎでしょ」




「だってね〜」



私はわざとニヤニヤしながら言った。


「言わなきゃよかった。ってか肝い」




「わかってます〜」





「普通にしてろ、普通に」


ちかは男っぽい喋り方で男からは、かなり人気がある。


羨ましいぐらいだ。



「あっ!!」


そうだ!!

ちかはりくが好き。
私は寛貴が好き。


良いこと思いついた。



「何でニヤニヤしてんの?きもっ」





< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop