EXILE馬鹿に恋をした日。
授業が終わった。
その後、ちかに寛貴のことについて聞いた。
わかったことは、EXILEが大好きだということ、EXILEの次に野球が好きだということだ。
「EXILEが好きなんだ・・・。」
「佐良はあゆが好きなんだよね。」
私が呟いたのが聞こえたんだ。
私は浜崎あゆみが大好きだ。
コンサートにも参戦済みだ。
もう、最高だった!
「ってか、情報少なくない?」
「じゃあ聞いてくればいいでしょ。」
「一緒いこ!」
「やだ」
「お願いします!」
「めんどい。」
「え〜。ってかちかは好きな人いないの?」
「うち?」
お願いを聞いてくれないから、話をそらした。
「誰?」
「絶対、言いたくない」
「な、何で!?」
どうして?
「佐良の嫌いな人だから。」
私の、
嫌いな人?
「な、何組?」
「ここ。」
え!?
4組?
「嘘っ誰?」
私は席を立って周りを見た。
「絶対言うなよ!」
「言わない!言わない!」
「有岡。」
え?
「嘘だろっ!」
「あんたに嘘言ってどうすんの。」
だよね・・・。
でも、りくはないだろ!
「り、りくのどこがいいの?」
思い切って聞いてみた。
「やっぱ、あの明るいとこかな!!」
「ふーん」
「興味無さ過ぎでしょ」
「だってね〜」
私はわざとニヤニヤしながら言った。
「言わなきゃよかった。ってか肝い」
「わかってます〜」
「普通にしてろ、普通に」
ちかは男っぽい喋り方で男からは、かなり人気がある。
羨ましいぐらいだ。
「あっ!!」
そうだ!!
ちかはりくが好き。
私は寛貴が好き。
良いこと思いついた。
「何でニヤニヤしてんの?きもっ」