EXILE馬鹿に恋をした日。
次は2組に行ってみるか!
2組に行っても、やっぱり見えなかった…
だから、近くにいた女の子に訪ねた。
「藤田 みかってこのクラスにいる?」
「みかは2組じゃないよ。」
「みか、1組って言ってたよ!」
もう1人の子が教えてくれた。
「まぢ!?ありがとっ」
私は、そう言って1組に向かった。
けど途中で先生に止められた。
「教室へ戻れ。」
「嫌だ。」
誰が命令に従うもんですか!
「なんだと!!!」
「ふんっ」
私は、そう言って1組に走り出した。
「な〜か〜た〜!」
1組についてみかを探した。
けど、やっぱり見えなくて。
仕方なく、私は叫んだ。
「ふ〜じたみ〜か!」
そしたら、みかが
「おぉ!」
と言って手を振ってきた。
「私、4だった!」
「え〜遠っ」
「でも、遊びに行くから。」
「うん!!」
「私、先生に追いかけられてるからじゃあね。」
「また?ファイト!」
みかは、呆れながら言った。
私は誰もいない廊下で、先生が1人で叫んでるのを見て笑ってしまった。
「あっはははは」
「なに笑ってんだ!皆待ってんだぞ」
「今行きま〜す。」
私は腹を抱えながら歩いていった。
急に腕を掴まれて教卓の前に立たされた。
騒いでいた皆の目がこちらを向く。
何をすればいいのかわからないから先生に聞いた。
そしたら、
「こいつに関わったら人に迷惑がられるようになる。それが嫌ならこいつに関わるな!」
はぁ?
「んな事言ったら、友達できないじゃん!」
ばっかじゃないの!
先生と2人で言い合っていたら、1人の男子が話しかけてきた。
有岡 りくだ。
「いいじゃん。俺友達だから。」
友達になった覚えねーし。
「絶対やだ。」
りくと話していたらまた1人の男子が入ってきた。
名前は知らない。
顔も今日初めてみる。
「俺もなってあげる。」
「遠慮しますー。」
「あ〜ぁ寛貴振られたな。」
「お前もだろーが」
と言って2人で笑い出した。
なんなの?
「佐良?」
え?
「ちか?」
「やったー!!一緒じゃん」
え?
何が?
「お前遅刻だぞ。」
「え?ちか4組?」
「らしいよ」
「一緒だ!」
「いぇーい」
その後2人で喜んでいたら怒られた。
「もおいいだろ。席に戻れ。」
私とちかは嫌々席に戻った。