EXILE馬鹿に恋をした日。
有岡 りくSide
俺は中多が好きだ。
でも、中多は俺が嫌いだと思う。
俺にだけ態度が冷たい。
俺は一目惚れだった。
色んな人に中多の事を聞いた。
イケメン好きだって事がわかった。
俺にはチャンスがあると思った。
明るい性格だし顔もイケてる方だから。
でも、中多は気にすらしてなかった。
俺は去年も同じクラスで今年も同じクラスになった。
神様が与えてくれたチャンスだと思った。
だから俺はもっと積極的になろうと思った。
そう思ってたら中多がジェスチャーをしていた。
俺が見ている事に気づいてない。
どうやら、授業を抜け出すらしい。
よし!!
着いていこう。
1人で行こうと思ったら、寛貴に気付かれて、寛貴も行くことになった。
中多が窓の下にいた。
俺も行くって言ったら、怒られた。
中多は先に行った。
俺も行こうと思ったら、先生が出てきた。
そんで、怒られた。
はぁ。
何で上手くいかねんだろ。
そんで、引き続き授業が始まった。
寛貴と話していた。
またEXILEだ。
こいつ本当に好きだな〜
俺はある視線に気付いた。
中多が寛貴を見ていた。
俺には向けない目で。
何で?
俺の方が長く中多といるのに…
俺の方が中多の事を思っているのに…
何で?
どうして?
そう思った途端に俺の心に火が点いた。