今日も刀を振りかざす
女1人と男1人
戦闘力的には
断然…蒼夜の方が上だろうな
戦闘力で蒼夜を越せるのは
過去に1人しか見たことが無い
…………ルゥしか
『お、この女見たことあるぞ?』
『……ナンパしたのか?』
『ば、馬鹿か!執務続きでそんな暇あるかよ!』
よくサボる馬鹿が…よく言うよ
俺は、1人焦るリクにため息を漏らした
『………は?』
資料に目を通してると、1つの文章に目が止まり、俺は短く声をあげる
“尚、この2人は現地(シュビル)にて鍵と接触”
この現地って……今、夜魅達が向かってる所だよな?
上層部の奴……夜魅がそこへ向かうの分かってて送り込んだのか
俺らが夜魅達に注意を呼び掛ける前に…接触して様子を見る為に……
面倒臭い奴らめ
『あらら…上層部も考えたねぇ、俺らって信用無いんかな?』
リクが苦笑いを浮かべながら呟いた
怪しまれてるんだろう
……上層部に
『夜魅達に連絡入れとく?』
『あぁ…頼む』