今日も刀を振りかざす


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『…ふ〜ん……あれが鍵ねぇ……ま、私のが可愛いわね』


『ち、ちょっと!ダメだよ前に乗り出したら…見付かっちゃうよ?』


ホテルに向かう夜魅と蒼夜の後ろの物陰から、2人の男女が蒼夜達の様子を伺う様に覗いていた


1人は小柄で…明るい茶色の髪をツインテールにしていて、スタイルが良い


目もパッチリで胸もそれなりにある


美人と言うよりは可愛いと言った言葉が似合う女だ


もう1人は………


どうも影が薄い


オドオドしていて常に周りを気にしている


『ったく、うるさいなぁ〜…前に乗り出さないと、よく見えないでしょうが』


『でも…今見付かるのは……』


『だから見付からないって!』


……さらに男の方は女の尻に敷かれている様だ


身長は高いが少し体型が細い


目も細くて運動は苦手そうだ


『お!鍵の横に居る男イケメンじゃん!やっぱり私に釣り合うのはああいう男じゃないと』


女の言葉に後ろに居る男はため息を漏らす


蒼夜がチラッと後ろを振り向き、女は前のめりになっていた体を慌てて引っ込めた









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