太陽の光り*私の恋
ーー

「先生…。私達別れよう。」


「………」


あの日、私は
あかりさんにメールをして先生の部屋に向かった。

一人で部屋に入る勇気なんかなかったから。

「先生の記憶がなくなって…私のことも覚えてないのは分かってたよ。だけど…私は先生のことが好きだった。」


この答えも前日まで悩んで出した答え。

それだけ、私は先生のことが好きだった。





「先生が記憶をなくしてたから、毎日毎日待ってた。明日には記憶が戻って私のことを思い出してくれるんじゃないかって。」






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