とある夢追人の物語
後々、先生が家にきて
「荷物とかあるから取りあえず帰ろう」って言われたけど、


家についてばぁちゃんの顔を見て大号泣した私は多分「嫌だ」と言った。


記憶は、脱走した所で切れてるんだけど。

その後かな一時的に仲直りしたんだけど

ばぁちゃんと母の用事で街にお出かけしに行く事になった。


その時ちょうど子供ブランドショップのオープンイベントをやっていて


大沢あかねさんとかモデルの人達も来てた。

そこで私は、ブランドの小物 ポーチとかを買って貰った。


“自慢”とか“見栄”を悪い方にしか考えてなかったのかもしれない。


とにかくそのブランドを持っていたら自慢できると言うか。

みんなの仲間だと思った。

そして最大のスイッチを押したんだよね。
その次の日、朝8時30分まで行くのを8時10分くらいについて、学校の玄関が開くまで集まって喋るって言う習慣があった。


私は、一時的に仲直りしたし大丈夫だと思っていた。

学校の玄関から見える一本道は私の通学路
そこを歩いて向かっていたら玄関の前にあの仲良しグループの姿が。


その時、前みたいに仲良くなかったからさ。気まずかったんだよね。


ブランドのショップバッグに学校の勉強道具。(家庭科の道具みたいな)を入れて持ち歩いていた。

それを見た彼女達は、自分のバッグを少し上に持ち上げて、その後顎で私を差した。

多分 通訳すると
「ブランドのショップバッグ持ってるよアイツ」的な事だと思う。


そしてその合図が終わった後
中へ入っていった。


嫌な予感だった


それが二年間


いや五年間に渡るイジメの始まり。
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