だけど、忘れられなくて。


たまたまでも、いいよ。


世の中、狭いもんだから。


悠志くんが、そうやって普通…

普通以上に接してくれるなら。



わたしには十分すぎる。



手は、自然にほどけていた。


でも、それでもよかった。


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