心友
『どうすればいいの?
誰も…
誰も教えてくれないじゃない。』
「あなたが一番にしなきゃいけない事がなんなのか、ここしばらくのことを考えれば答えは出ているはずよ?」
『なにをすればいいの?』
「…あきれた!
まだ気付いてないの?」
『……』
「この作業はもう一人で出来るから、あなたは帰った方がいいわ。」
私は泣きながら 言われた通りドアに向かった…
「…困った人ね。
帰ったら写真でも見てみたら?」
『…写真?』
「そう、写真。
あなたならいっぱいあるでしょ?
高校に入ってからのヤツを見ればきっと答えがあるわよ?」