心友
ある日の昼休み
いつもの様に群れの中で、ご飯を食べていると 隣にいたヨウコが騒ぎだした。
「あっ?!アイツら…」
目線の先を見るとクラスの男どもが彼女に話しかけていた。
『…なに話してんだろ』
「…あーっ、ありゃ玉砕したね!」
『玉砕?』
「たまにチャレンジャーがいるんだよね。ユウナちゃんと遊びたくてさっ」
『…ユウナちゃんって…ヨウコ、彼女と友達なの?』
「うん?たまに遊ぶよ?」
『ええっ!?聞いてないよ?あたし!』
「アハハ!なに?誰と遊んだか報告しなきゃなんないの?」
カーッと頭に血が上った
『なんでアンタなんかが?!』
…気付いた時は遅かった。
ヨウコは冷めた顔で私を見ていた。
周りでワイワイしていた友達も私を見ている…
「ちょっと、今のなに?」
「ひどくない?」
「今のはナイよね…アカリ最低」