キミガスキダカラ
ヒカルナミダ
結局二人で一緒に高校に着いた。運賃は割りかん。あたりまえだけど。
すると、どこからともなく声がした。
「芽衣子〜」
私を呼んでいる。
げ
中学の同級生の、秋葉琥珀…
琥珀は頭いいしかわいいし優しいし、一緒にいるぶんにはいい。
でも
平気で男を取るんだよな。
好きな人とか言うとすーぐその子にもうアタック。
被害者は数知れず…
ひっしに顔を逸らしたけど手遅れ。どんどん迫ってくる。
「芽衣子も岩波なの!?」「まぁ…」
「一緒に通えるといいね」
「う、うん…」
「受験番号何番?」
ちょ、教えたら、合否がばれちゃうな。
「え゛ーとねー」
必死に考える。架空の番号を。
あ
電柱に張ってあった病院の電話番号の頭番号…
「232だょぉ…」
「え゛ーまぢ!?うち233だょちかいね」
すると、どこからともなく声がした。
「芽衣子〜」
私を呼んでいる。
げ
中学の同級生の、秋葉琥珀…
琥珀は頭いいしかわいいし優しいし、一緒にいるぶんにはいい。
でも
平気で男を取るんだよな。
好きな人とか言うとすーぐその子にもうアタック。
被害者は数知れず…
ひっしに顔を逸らしたけど手遅れ。どんどん迫ってくる。
「芽衣子も岩波なの!?」「まぁ…」
「一緒に通えるといいね」
「う、うん…」
「受験番号何番?」
ちょ、教えたら、合否がばれちゃうな。
「え゛ーとねー」
必死に考える。架空の番号を。
あ
電柱に張ってあった病院の電話番号の頭番号…
「232だょぉ…」
「え゛ーまぢ!?うち233だょちかいね」