【短】ラブゲーム
3
ちなみに黒崎は私と同じ、高校一年"天才ルーキー"
そう呼ばれる黒崎は
世界ジュニア選手権に何度も優勝の経験を持つ天才プレーヤー
「本当に黒崎が来てくれてよかったよなぁ」
隣にいたキャプテンが呟く
「あんなやつ…ただの調子こきですよ…」
「あはは、葵ちゃんは黒崎が嫌いか?」
「えぇ…大ッ嫌いです」
爽やかな笑顔で私は毒舌を吐く
あんなやつ…テニスを遊びとしか思ってないんだから…
私は再び黒崎を睨んだ。