二股？ガール -モテ期到来-

「あんたも短期よねー、そんなんだとこのまま兎は完全に瀬名先輩のところへ行っちゃうわね。」

「は？そんなのお前の意見だろ？勝手に決めつけんな。」


また始まってしまった口喧嘩。


その間に私はそぉっと瀬名先輩のところに携帯を持って戻った。



「お待たせしました！……どうすれば良いですか？」

「んじゃ、送ってもらっていい？」

「はい、今送りますね。」

赤外線で自分のメールアドレスを送る。


「……ん、ありがと。じゃあ後でメールするから登録宜しくね。」

「はい‼ありがとうございます。」


「……ほんと、可愛いな。食べちゃいたい。んじゃ、また帰りにね？」


サラリととんでもないこと口にして爽やかに帰って行きました。


野次馬さん達もさっきの先輩の発言にギャーギャー言いながらも瀬名先輩に着いて行ってしまった。


本当に人気な方ですな………。

と言うか、食べちゃいたいって……！



また赤面してしまった。

まぁ、これで赤面しない人はいないよね……。