secret love -彼氏の秘密-
*゚.・.
どれ位たったのだろう。
それ以来、私達は曖昧な関係のまま、楽しい大学生活を送っていた。
勿論、あの時の胸の高鳴りに嘘はない。
身体中が熱を帯びる感覚も、今でもハッキリと覚えている。
私はきっと
先輩が好きだ。
だけど、あの日大貴と先輩の関係を知ってから、
大貴を中心に、私と先輩は繋がっているような気がする。
それは、私達の会話の大半が大貴だったからで、
まるで三人でつるんでいるかの様な、心地の良い錯覚さえ感じていた。