secret love -彼氏の秘密-


嘘だと思った。




これは何かの間違いだって。





私は震える手で、そっと目の前の遺影に手を伸ばす。





キツさを感じさせない真っ黒な髪。




私にいつも優しく微笑むあの瞳。






……間違いなく、紛れもなく大貴だった。




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