君がかけた虹

「いってぇ!慰謝料100万」

たいして痛くもないのにオーバーリアクションをする晴希。

「ないでーす!」

そんな晴希に笑って答えた。

「じゃあ俺とデートしよ」

「デデっ!?!?」

デートだとおおおっ!
さすがに心の準備が‥‥―――

「ははっ!冗談。俺の妹の誕プレ一緒に選んでよ」

「もうっ!愛華ちゃんのか〜‥‥いいよ♪」

ていうか、それって――――
デートじゃないの!?!?

かわいい服あったっけ?
うーん‥‥‥

「サンキュ!じゃあ今日の放課後、部活終わるの待ってて」

放課後デート、キターッ(・∀・)!

「待ってますとも!何時間でも!」

「ぷっ‥‥何言ってんの、ったく」

晴希は優しく笑って頭を撫でてきた。

「あ、髪ボサボサになっちゃうーっ!」

とか言いつつ喜んでる私(笑)

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